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秋刀魚

秋の味覚といえばまず思い浮かべるのは「サンマ」です。サンマは日本だけで獲れる魚です。大群をなして泳ぐ習性があるので一度にたくさん獲れるのでしょう。サンマの語源はこの習性から来ているとも言います。つまり「大きな群れ」を意する「サワ(沢)」と「魚」を意する「マ」からなる「サワンマ」が「サンマ」と変化したというのです。

サンマは「秋刀魚」と書いてサンマと呼びますがこの言い方は古いことではない。夏目漱石の「吾輩は猫である」では「三馬」と書いてさんまと呼んでいます。それが佐藤春夫の「秋刀魚の歌」が大ヒットしそれ以降「秋刀魚」と書いてサンマと呼ぶようになったのです。

ここ2、3年サンマは不漁で、今年のサンマの推定資源量は208万トン、豊漁だった2003,2008年の半分程度に減っています。海水の温度の上昇で日本近海に魚群が少なくなり、遠隔地への出漁も燃料費高騰で減っている。サンマは美味だから公海上での外国船による漁獲も増加しているなどの事情があります。秋の味覚サンマもそれほど安くはならないようです。