日本の国宝展開催中

秋も深まってまいりました。芸術の秋、スポーツの秋、読書の秋、食欲の秋と活動の秋ですね。いろいろと新しい番組や、催し物が開催されています。

私は閲覧者の人々に東京国立博物館で開催されている日本国宝展をご覧になってはいかがかなと思います。限られた時にしか見ることのできない国宝ばかりですから有意義な時を過ごせると思います。

展覧会は5つの章に分けられて展示されているので見やすいです。

◎第1章は「仏を信じる」という題名のもとに6世紀に仏教が日本に到来して以来生み出された仏教美術を展示しています。例えば「仏涅槃図ぶつねはんず」(部分)平安時代・応徳3(1086)。展示期間(10月15日(水)~11月9日(日))

◎第2章は「神を信じる」というテーマのもとに、仏教渡来以前の日本独自の原始宗教を感じさせる作品です。例えば「土偶(縄文のビーナス)」

◎第3章は「文学・記録にみる信仰」という題名のもとに物語絵巻や日記、和歌集、信仰のありようを記録した史書や寺院の文書などを展示。例えば教科書に載っている「漢委奴国王かんのわのなのこくおう」の金印があります。展示期間(11月18日(火)~11月30日(日)

◎第4章は「多様化する信仰と美」という題名のもとに、日本の鎌倉期には多くの高僧が出て鎌倉新仏教と呼ばれる多様な宗派が生まれました。その高僧の書や絵画などが展示されています。例えば「秋冬山水図しゅうとうさんすいず」(2幅のうち冬景)(部分)雪舟等楊せっしゅうとうよう筆/室町時代・15~16世紀展示期間(10月28日(火)~11月24日(月・休)

◎第5章は「仏のすがた」という題名のもとに。国宝に指定された卓越した造形美と歴史的意義をもつ仏像や建築物などが展示されています。例えば、元興寺極楽坊五重小塔がんごうじごくらくぼうごじゅうのしょうとう」奈良時代・8世紀 展示期間

そのほかに正倉院の御物も見ることができます。

             ☆☆☆

会場:国立博物館 平成館

期間:2014年10月15日(水)~12月7日(日)

お問い合わせ:03-5777-8600(ハローダイヤル)

展示期間限定の作品もありますので前もって問い合わせたほうがいいです。