電子書籍

しばらくぶりに東京で午後2時ごろ大きな地震がありました。東日本大震災以来の大きな揺れでした。震源地は埼玉県北部、東京は震度4でした。箱根の山では絶えず微震があるといいますから、不安ですね。

今は電子書籍という便利なものがあるから読みたい本は古本屋を探し回らなくてもすぐに手に入る。内容のある本でも無料の本がたくさんある。そこで価格ゼロ円の本をいくつかダウンロードして読んでみた。その中で興味深く思った本。正宗白鳥氏の「雨」である。この小説は祖母が孫と一緒に布団の中で寝ているときに話してくれた話に私が傷ついた時の記憶を雨の音を聞きながら回想している話である。祖母の話が楽しかったというのがごく普通の孫の姿であり、健全な孫の永遠の姿だと思うが、この本の孫は逆に傷ついてしますのだ。それが興味深く思いました。

この小説は作者が25歳のとき同人誌に発表した処女小説。のちに「青春の逆説」として長篇化されたそうです。面白そうですね、どんな作品になったのでしょう。

この本は