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地元

エッセイ・日記

お題「わたしの地元」

おとといはぽかぽかした春のような陽気でした。気象庁も「春一番」が吹いたと発表しましたが、昨日今日と冬のような寒さに逆戻りですね。「ネックウォーマー」が役に立っています。

「わたしの地元」というお題を選んだけれども、自分の地元の紹介ではない。「地元」だと実感するときのことを書こうと思う。

私は東北の片田舎の生まれだが、生まれてすぐに両親は東京へ出てきた。以来60年間ずっと同じところに住んでいる。その間に町も随分変わった。昔空き地だったところには大きなマンションが建ち、新しい駅ができ、道路の道幅も随分広くなった。昔の面影はない。別な町に住んでいるような気持ちになる。

私の交通手段は自転車と電車だ。車には乗らない。用事でいろんな駅に行くが出口を間違えるとすぐに迷ってしまう。特に大きな駅ではたくさん出口があるのでなおさらだ。駅で迷わないためには出口をきちんと把握しておくことだ、最近気が付いた。

地元でも時々出口を間違えることがある。最近はボケぎみだからよくこういうことがある。「これは降りる駅を間違えたかな」と思う。いつもの見慣れた街並みがないからだ。でも最近は新しい建物がどんどん立っているからな、と半信半疑。右へ行ったり左へ行ったりして右往左往する。そして見慣れた「郵便局」などを見つけたりすると自分が逆の「出口」から出てきたことに気付く。ここなら近くに「幼稚園」があるはずだと思い、歩き始めると、懐かしい「幼稚園」がある。これならば自分の庭と同じだと思い足取りもしっかりしてくる。そして迷わずに家路につけると「地元だからなんだ」と実感する。