秋もおいしいトマト

トマトは夏の野菜だといわれていますが、真夏のトマトは、味も香りも無いに等しいという人が多いようです。むしろこの時期つまり初秋のトマトがおいしいという人が多い。私もそう思います。

トマトは日本古来からある野菜ではない。原産地は南米のアンデス山脈西斜面沿いのペルー、エクアドルボリビアにかけての標高2500m 前後の高原の乾燥地帯である。だからトマトは高温多湿を嫌う。それが17世紀の中ごろ、つまり徳川4代将軍家綱のころに伝わってきたそうです。家綱のお抱え絵師だった狩野探幽が1668年に「唐なすび」というトマトの絵をかいています。また「女大学」の名著がある貝原益軒も「大和本草」(1709年)の中で「唐ガキ」として紹介しています。

うちでも今年は庭にトマトを植えてみました。実るかなと不安だったが、たくさんはならなかったが3つほど実を付けました。寂しいですね。あまりに茂るので少し切ったのがよくなかったのかもしれません。でも味は良かったですよ。

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