75回目を迎えた「終戦記念日」

今日は8月15日、東京は猛暑日です。気温は38度ですからね。

8月15日といえば「終戦記念日」ですね。第2次世界大戦による犠牲者の数は5000万人から8000万人といわれている。世界人口の2.5%の数になります。これらの中には、人類の将来に大きな貢献の出来たたくさんの人々がたくさんいると思います。戦争という愚行は「人間社会」に大きな損害を与えるだけです。再び繰り返すべきではありませんね。犠牲になられた方々にはお悔やみ申し上げます。

私は今電子書籍リーダーで、菊池寛の「真珠夫人」というのを読んでいる。これは大正時代の「新聞小説」であるが、難しい本ではないので楽に読み進めている。「夫人」に関する本では「武蔵野夫人」というのをその前に読んだが、これは戦後に書かれた本なので、「戦争の影」を色濃く落としている。「真珠夫人」の場合はそれが全くない。話は「男女の恋愛」をめぐって展開するのであるが、登場人物の「瑠璃子」と「信一郎」のやりとりは、現代でも十分通用すると思う。戦争は否定しても、その時代の文化までも否定はできないと思いました。