元大関「琴奨菊」引退!

今日は11月16日、東京は晴れです。気温は21度。

大関琴奨菊が引退をしました。十両3枚目の今場所は6日目で1勝5敗で振るわず、7日目から休場をしていましたが、ついに引退を決意したようです。36歳という幕内最年長の力士ですからね、頑張りましたね。大関時代委の成績は、256勝192敗32休(32場所)、幕内在位の場所数は歴代7位となる92場所。幕内の通算成績は歴代6位の718勝621敗41休。

琴奨菊は福岡県柳川市出身の36歳。平成17年初場所で新入幕を果たし、力強い出足で左四つやもろ差しからの重い腰を生かした「がぶり寄り」を持ち味に、平成23年秋場所後に大関に昇進し、平成28年初場所では初優勝を果たしました。

琴奨菊は今後、秀ノ山親方として後進の指導に当たることになります。

引退の理由については、「何とか頑張って、応援してくれる人たちのために結果を出そうと思ってやってきたが、体はいうことをきかず、ここが自分の終わりかなと思って決断した」と述べています。

現役時代を振り返っては、「いろいろな記録を作れたこと 誇りに思う」。現役時代にはライバルとして元横綱稀勢の里の荒磯親方としのぎを削っていましたが、それについては、「自分も負けていられないなとライバルの存在がいちばんだった。荒磯親方は自分が力を試せるいちばんの相手だと思って土俵で何も考えずにぶつかった。三番稽古を誰よりも熱くしたことがいちばんの思い出だ。ここまで来られて感謝している」と述べています。そして、「まだできるならば相撲が取りたいというのが本音だ」と相撲への熱情を語りました。ご苦労様でした。