今日は「冬至」

今日は12月21日、東京は晴れです。気温は5度。

今日は「冬至」ですね。1年で一番夜が長い日です。今日の日の出は「6:47分」、日没は「16:32分」です。明日からは日の出の時刻が同じか、少し早くなる。日没は、反対に同じか少し遅くなる。

私は毎日日の出の時刻と日没の時刻と「起床時間」を記録しているので、注意してみてみようと思います。昼間の時間が伸びていくのは、私は「うれしい」ですね。

冬至」は1年の区切りであるから、この日を迎えることには皆感慨があるでしょう。そこで、冬至の日の「思い」をうたった古代の歌人柿本人麻呂」の歌を検索しました。

冬至は、昔は亡き人の魂が蘇る日とされていました。

”東(ひんがし)の
  野に炎(かぎろい)の
   立つ見えて
 かへり見すれば
   月傾きぬ ”(万葉集 巻一の48番)

大意は「冬至の日、
蘇る父の魂を求めて
寒空が広々と広がる野原に立っていると
いつのまにかもう
夜明けの光が燃えるように上がってくる
まだ
空には残月が光を失って、こちらをみているのに」

空間的な広がりと
時間的な経過が
歌の中に感じられる

同時に
亡き人の魂を求めて
ひと時でも会いたいという祈りの
切なる気持ち
それが
冬の厳しい寒さの中で
よりひしひしと読むものの胸に迫ってくる

冬の寒さが巡ってくると
ますます
亡き人への想いが募ってくるものです
周りの賑わいがこんなに消えてしまった後に