森会長辞任!

今日は2月13日、東京は晴れです。気温は13度。

東京オリンピックパラリンピック組織委員会の森会長が会長職を辞任する考えを明らかにしましたね。

森会長は3日のJOC評議員会で「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」などと発言したのを機縁に、森会長の発言に対する批判が、高まりました。森会長は発言を撤回しましたが、辞任は思いとどまっていました。

現在、JOCが女性理事の割合を40%に引き上げる目標を掲げ、役員選考の見直しを進めている中での発言ですから不用意だったかもしれませんね。

森氏の辞任に対する海外の反応は、

中国国営の新華社通信は「森氏の辞任は東京オリンピックパラリンピックにとっていわば弱りめにたたりめだ。組織委員会はできるだけ早く新しい会長を選出し、事態を安定させる必要がある」と述べています。

韓国の通信社、連合ニュースは「森会長は、発言について謝罪しながらも会長職にはとどまるという立場だったが、国内外で批判が沸騰すると、結局、辞任することになった」と述べています。

アメリカの有力紙ウォール・ストリート・ジャーナルは「オリンピックが延期されたことと、新型コロナウイルスへの対策のため、さらなる出資が必要となった。こうしたことに森氏の発言が加わり、大会についての人々の感情をさらに悪化させた」と述べています。

フランスの有力紙フィガロは、「森氏は女性差別的な発言がメディアから集中砲火を浴びて辞任に追い込まれた。森氏の問題は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で延期となり、ただでさえ機運の盛り上げに苦労している組織委員会にとって、新たな悩みの種になっている」と述べています。