今日は4月1日、東京は晴れでした。今の気温は15度。
3月場所を12勝3敗の好成績で優勝を果たした関脇の照ノ富士が、正式に大関に復帰することになりました。おめでとうございます。
大関になるには、直近3場所の勝ち星が33勝以上なければならない。照ノ富士は36勝を挙げました。文句なしですね。
照ノ富士は、昇進伝達式の口上で「謹んでお受けいたします。本日は誠にありがとうございました」と、大関経験者らしい短い言葉で、決意を述べました。
大関に復帰した照ノ富士は、モンゴル出身の29歳。平成23年5月の技量審査場所で若三勝のしこ名で初土俵。間垣部屋の閉鎖に伴って伊勢ヶ濱部屋に移籍したあとしこ名を今の照ノ富士に改めました。
体重およそ180キロの恵まれた体格を生かした力強い四つ相撲でぐんぐん番付を上げ、平成26年の春場所に新入幕を果たし、関脇だった平成27年の夏場所には12勝3敗で初優勝しました。
しかしその後は、ひざのけがや糖尿病などで苦しみ、平成29年の九州場所で大関から関脇に陥落しました。その後も休場などで番付を落とし、序二段にまで落ちてしまいました。相撲の始まりは、序の口、序二段と上に上がっていく。下から二番目、どん底ですね。
ここからのし上がって、大関まで復帰したのは、まさに「力士の鏡」だと思います。