6月10日は「時の記念日」

今日は6月10日、東京は晴れです。気温は26度。今日も真夏日のようですね。「梅雨入り」は話題になりませんが、どうなったのでしょうか、気になります。

6月10日は「時の記念日」ですね。忘れていたので「復習」の意味でこの記事を書きました。

時の記念日の由来は、天智天皇の時代まで遡ります。西暦660年に天智天皇が作った水時計つまり「漏刻(ろうこく)」が日本で最初の時計です。天智天皇の設置した「漏刻」が時を刻み始めたのが、660年6月10日なのです。そのためこの日を記念して、「時の記念日」になったのです。

日本人は時間にはルーズですね。江戸時代では2時間おきになる「鐘の音」が時を知る唯一の知らせでした。日本は鎖国をしていたから、そういう時間感覚で済んだのでしょうね。しかし明治になって「開国」ということになった。日本の近代化は「お雇い外国人」によって成し遂げられたといっても過言ではない。

世界で一番時間に几帳面なのは、イギリス人のようですね。お雇い外国人は日本人の時間に対するルーズなのに驚いたといいます。

大正に入りわが国でも近代化が進むにつれ、「諸外国に追いつくためには時間に対する認識を変えなければならない」ということになった。当然だと思います。大正9年時の記念日が、東京天文台と生活改善同盟会によって制定されたのです。大切な日ですね、忘れてはならないと思います。