今日は5月20日、東京は雨です。気温は最高気温が22度、最低気温が15度。
今日は暦の上では、「小満(しようまん)に当たります。期間としては、5月20日から6月4日です。二中四節季では、小満の前は、「立夏」。小満の後は「芒種」です。
なぜ「小満」というのでしょう。
小満の頃、麦が成熟し収穫期を迎えます。麦は冬に種を蒔いて年を越し、この頃から収穫が始まります。収穫で小安を得る時期なのでそういうのです。
私の家は、農家ではないので、米の事も麦の事も知らない。しかしこれらは人間が生きていくうえで一番大事な食べ物です。だから俳句の世界でも「米」や「麦」に関する「季語」がたくさんある。たとえば、
「麦秋(ばくしゅう/むぎあき)」は、初夏の季語になっています。「麦蒔(むぎまき)」は初冬、麦が強く育つように芽や根を踏む「麦踏(むぎふみ)」は初春、若葉が出揃い青々と育った様子を表す「青麦(あおむぎ)」は春。刈り入れにまつわる「麦扱(むぎこき)」「麦刈(むぎかり)」「麦打(むぎうち)」は初夏の季語です。