今年の文化勲章と文化功労章

今日は、11月3日、新宿区は晴れでした。気温は最高気温が22度、最低気温が15度。

政府は今年の文化勲章と文化功労章を25日発表しました。それによると文化勲章は7人、文化功労章は20人でした。以下が受賞された方々です。

文化勲章7人》

東京大学名誉教授で商法学が専門の江頭憲治郎さん(77)。

授賞理由=従来の商法学の研究方法を一新してその水準を高めるとともに、会社法の制定にも尽力するなど学問の発展に貢献しました

日本画家の田渕俊夫さん(83)。

授賞理由=日本画の確たる表現を築いたとして高く評価され、日本美術院の理事長として日本画全体の発展に寄与したほか人材育成や文化財の保護にも多大な貢献をしました。

◎漫画家のちばてつやさん(85)、本名・千葉徹弥さん。

授賞理由=戦後漫画史の金字塔として語り継がれる「あしたのジョー」をはじめ数々の優秀な作品を発表し、漫画家の育成にも力を尽くすなど芸術文化の発展に大きく貢献しました。

◎チェロ奏者の堤剛さん(82)。

授賞理由=60年以上にわたってオーケストラやリサイタルなど活躍を続けているほか、国内外の大学で教べんを執り、関係団体の要職を歴任するなど芸術文化の振興に寄与しました。

横浜国立大学名誉教授で環境リスク管理学が専門の中西準子さん(86)。

授賞理由=環境問題の解決を目指した実際的な研究を行い、多くの政策立案や法改正に貢献し福島第一原発事故のあとには放射能汚染などリスク情報の提供にも取り組みました。

東京大学名誉教授で細胞分子生物学が専門の廣川信隆さん(78)。

授賞理由=細胞内のたんぱく質の構造を明らかにする画期的な手法を開発し、細胞の構造や機能を解明するなど顕著な功績を挙げました。

《文化功労章20人》

◎プロゴルファーの青木功さん(82)。

昭和58年に日本の男子として初めてアメリカツアーで優勝するなどトッププレイヤーとして活躍し、世界殿堂入りを果たしました。

◎俳優の草笛光子さん(91)、本名・栗田光子さん。

映画、演劇、ミュージカル、テレビなどで幅広く活躍し、芸術文化の発展、振興に多大な貢献をしました。

京都大学名誉教授で免疫学が専門の稲葉カヨさん(74)

人形浄瑠璃文楽人形遣いの吉田和生さん(77)、本名・荻野恒利さん

◎元日本水泳連盟理事・シンクロナイズドスイミング委員長の金子正子さん(80)

大阪大学名誉教授で応用物理学が専門の河田聡さん(73)

千葉大学名誉教授で生物環境学が専門の古在豊樹さん(81)

東京大学名誉教授で日本中世史が専門の五味文彦さん(78)

東京大学名誉教授で労働法学が専門の菅野和夫さん(81)。

◎陶芸家の鈴木藏さん(89)

◎書家の高木聖雨さん(75)、本名・高木茂行さん。

慶應義塾大学名誉教授で日本近世史が専門の田代和生さん(78)。

東京大学名誉教授で自然言語処理人工知能が専門の辻井潤一さん(75)

日本画家の那波多目功一さん(90)。

東京大学名誉教授で世界史・グローバルヒストリーが専門の羽田正さん(71)。

俳人の矢島渚男さん(89)、本名・矢島※薫さん。
※薫はくさかんむりの真ん中が離れ、その下は「熏」

演劇評論家渡辺保さん(88)、本名・渡邊邦夫さん。