杜甫の心境

今年もあと一か月になりました。今年を振り返ってみると大きな出来事もなく平らな一年でした。さしたる進歩も革新もなかったです。いつもこんな一年なんです。中国の詩人杜甫の詩に「今春みすみすまた過ぐ」とありますがまさにそんな心境です。

年内にしておきたいことはほとんど済ませています。あとは大掃除だけですね。一番気になっていたのはアナグロテレビの処理です。家電製品は引き取ってもらうと料金がかかるので、デジタルテレビになってからも無料で片づける機会はないかとそのままにしておいたのです。良い機会はありませんでした。いつまでたってもこのテレビのために部屋は乱雑になっていたのでついに3000円ぐらいで持って行ってもらいました。おかげで部屋はだいぶ片付きました。

引用した杜甫の詩は「絶句」という題名の詩の一節です。

江碧鳥逾白(江碧にして鳥いよいよ白く)
 山青花欲然(山青くして花燃えんと欲す。)
 今春看又過(今春みすみすまた過ぐ)
 何日是帰年(何れの日にか是帰年ならん)