「節分」の俳句

今日は2月3日、節分ですね。明日は「立春」、春が近づいていますね。東京は曇りで、気温は6度。寒いですが、その中にも暖かさを感じます。春の気配ですね。

今日の3時のおやつは「福豆」、節分だからです。

今日は節分なので、節分にちなんだ俳句を紹介します。

 

正岡子規

「節分や 親子の年の 近うなる」

節分は「晩冬」の季語。

正岡子規が五歳の頃、父親は四十歳で亡くなったといわれています。自分の歳の数だけ食べる節分の豆を口にしながら、「亡くなった父の年齢に自分も近づいている、という感慨。

高浜虚子

「あたたかく 炒られて嬉し 年の豆」

年の豆は冬の季語

「節分」の準備のために、豆があたたかく炒られている様子を見る作者。

小林一茶

「 三つ子さへ かりりかりりや 年の豆」

幼子が豆を食べる様子を、一茶が優しくみつめている情景が浮かんできます。

石田波郷

「赤鬼は 日本の鬼 鬼やらひ」

鬼やらひは冬の季語

「鬼やらひ」とは、立春の前日である節分の夜。鬼とは病気の事。