まだ戦後なのか?

1月12日は成人の日でした。1月の第2月曜日が成人の日なのです。何日と決まっているわけではないのです。昔は成人の日は何日と決まっていました。だから私の世代では戸惑う人もいるでしょう。

2015年に成人を迎える人は126万人だといいます。昨年より増えているそうですが、一番多かった昭和45年の246万人と比べると半数ですね。少子化といわれるわけです。

新成人に対するアンケートによると自分の未来は明るいと思っている人が70%近くもいるそうです。国を自分の手で変えていきたいと思う人も70%近くいます。

こういう若者の姿をイメージすると戦後というのはもう終わっているのではないかなぁと思いますね。戦中派や戦後10年ぐらいの間に生まれた人々の中に戦後という時期が生きているのではないでしょうか。

成人式を迎えたからといってもすぐに大人になるわけでもない。周囲の社会に大人であることを要求されるので、しだいしだいに大人になっていくのだ。

歴史的に見ても大人という言葉は尊敬される人のことをさす言葉である。江戸時代の国学者荷田春満(かだのあずままろ1669-1736)は荷田の大人(かだのうし)といって尊敬された。

成人式を過ぎたらこれを境に大人になるように心がけましょう。