祝、天皇誕生日

昨日12月22日は「冬至」でした。これからだんだん日が長くなる。そして今日12月23日は「天皇誕生日」で祝日ですね。日曜日と重なるので、明日の月曜日が振り替え休日になる。

天皇陛下は今日で85歳になられる。来年4月には「譲位」されるので、今回で平成の天皇の「天皇誕生日」は最後になる。平成は非常に災害の多い時代でした。ために御多忙な歳月を過ごされましたね。国民に強く印象ずけられたと思います。

「平成の天皇最後のお誕生日」なので、そのご在位をふりかえってみようとおもいます。

平成の天皇は、1933年(昭和8年昭和天皇の第一皇子としてご誕生。母は香淳皇后。1989年(昭和64年)に55歳でご即位。日本の第125代の天皇である。翌年の記者会見において「日本国の象徴であり、日本国民統合の象徴として現代にふさわしく天皇の務めを果たしていきたいと思います」とお心構えを述べられています。

平成7年には、「慰霊の旅」に出かけ、被爆地広島と長崎、そして沖縄を訪ねられました。沖縄へのご訪問は11回を数えます。

戦後60年(平成17年)には、太平洋の激戦地サイパンを訪問されました。天皇陛下の強い希望で実現した異例の外国訪問でした。

毎年の行事として、天皇・皇后両陛下は「広島・長崎の原爆の日」には被爆者を悼むお言葉を述べられました。式典は73回も数えています。8月15日の終戦の日にも「全国戦没者追悼式」に臨み、戦争が再び繰り返されないよう願う「おことば」を述べられてきました。

天皇陛下は、また、皇后さまとともに全国各地の福祉施設を訪れるなどして、社会で弱い立場にある人たちを思いやられてきました。障害者スポーツにも強い関心を持ち、「全国身体障害者スポーツ大会」が開かれるきっかけになりました。

平成は大きな災害が相次ぎました。平成3年雲の仙普賢岳の噴火災害。平成7年の阪神・淡路大震災平成23年3月の東日本大震災など、たくさんの犠牲がでました。両陛下の被災地へのご訪問は、災害に苦しむ人々の大きな励みになったと思います。国民に寄り添い、世界の平和と人々の幸せを願われてきた天皇陛下ですね。