「人権週間」中

今日は12月5日、東京は晴れです。気温は12度。

当今では「人権」ということがよく言われる。ルソー、モンテスキュー以来の西欧思想が東洋諸国にも流入してきて、それが広がってきたためである。

戦後の「日本国憲法」でも国民の「基本的人権」が定められている。基本的人権は、「人間が人間である以上、人間として当然もっている基本的な権利」である。このような進歩した権利が国家によって保障されたので、「国民」も人間としての自覚に目覚めるようになった。「人権週間」は12月4(水)日から12日10日(火)までです。この時期に1度は「人権」に思いを巡らしてみましょう。人間社会の発展のために。

しかし、このような権利は「すべての国民」に与えられるのであるから、自分だけの権利を主張するわけにはいかない。「お互いに」他者の権利を尊重することによって、「基本的人権」は保たれる。これが重要なことだと思います。

基本的人権には、平等権、自由権社会権がある。自由権とは、国家がむやみに国民の生活領域を侵害することはできない。平等権は、自由の享有や義務の負担について,国政上差別されないという権利。これによって「人間は平等」という考えが広く国民に浸透した。社会権は、個人が社会のなかで生存し,人間らしい生活を維持,発展させるために,「弱肉強食の弊害」を除去することを国家に対して求める権利。この権利のために、弱者も「健康で文化的な最低限度の生活」を営むことができるようになった。「人間社会」も進歩をしていると思います。