今日は「即位礼正殿の儀」の日

今日は10月22日、東京は曇りでした。時々雨がぱらつきました。気温は15度。

今日は我が国にとって歴史的な日ですね。

皇居宮殿「松の間」では、「即位礼正殿の儀」(そくいれいせいでんのぎ)行われました。皇族、政府関係者、諸外国の要人など2000人もの人々が参列し、盛大に行われました。名実ともに「令和時代」が始まりましたね。新天皇は第126代です。天皇陛下からは「即位」のお言葉をいただきました。

天皇陛下のお言葉(全文)》

「さきに、日本国憲法及び皇室典範特例法の定めるところにより皇位を継承いたしました。ここに「即位礼正殿の儀」を行い、即位を内外に宣明いたします。

 上皇陛下が30年以上にわたる在位の間、常に国民の幸せと世界の平和を願われ、いかなる時も国民と苦楽を共にされながら、その心を御自身のお姿でお示しになってきたことに、改めて深く思いを致し、ここに、国民の幸せと世界の平和を常に願い、国民に寄り添いながら、憲法にのっとり、日本国及び日本国民統合の象徴としてのつとめを果たすことを誓います。

 国民の叡智えいちとたゆみない努力によって、我が国が一層の発展を遂げ、国際社会の友好と平和、人類の福祉と繁栄に寄与することを切に希望いたします。」

この後、安倍総理大臣が国民を代表して「寿詞(よごと)」というお祝いの言葉を述べられました。

安倍内閣総理大臣の寿詞(全文)》
「謹んで申し上げます。

天皇陛下におかれましては、本日ここにめでたく「即位礼正殿の儀」を挙行され、即位を内外に宣明されました。一同こぞって心からお慶び申し上げます。

ただいま、天皇陛下から、上皇陛下の歩みに深く思いを致され、国民の幸せと世界の平和を常に願い、国民に寄り添いながら、日本国憲法にのっとり、象徴としての責務を果たされるとのお考えと、我が国が一層発展し、国際社会の友好と平和、人類の福祉と繁栄に寄与することを願われるお気持ちを伺い、深く感銘を受けるとともに、敬愛の念を今一度新たにいたしました。

私たち国民一同は、天皇陛下を日本国及び日本国民統合の象徴と仰ぎ、心を新たに、平和で、希望に満ちあふれ、誇りある日本の輝かしい未来、人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ時代を創り上げていくため、最善の努力を尽くしてまいります。

ここに、令和の代(よ)の平安と天皇陛下の弥栄(いやさか)をお祈り申し上げ、お祝いの言葉といたします。」

この後、安倍総理とともに参列者全員が「天皇陛下万歳」を三唱して、儀式が終了しました。