「国民安全の日」とは?

7月に入りました。今日の天気は雨、気温は23度。今月の23日は「東京オリンピック開会式」の日です、待ちに待ったイベントです。

今日は「富士登山の山開き」、「国民安全の日」ですが、「国民安全の日」は私には聞きなれない日でした。少し調べてみました。

「国民安全の日(こくみんあんぜんのひ)とは、日本国民の一人ひとりが施設や行動面での安全確保に留意し、交通安全、火災等の災害発生の防止を図る国民運動を啓発するための記念日」です。1960年5月6日に閣議了解によって制定されたそうです。かなり「古い記念日」なのですが、重要さは今でも変わらないですね。この年まで、耳慣れない言葉でした。

この記念日が制定された背景には、「昭和31、32年になり、生産、輸送の活発化に伴って、これらに携わる人々の工場、鉱山、事業場での事故(産業災害)が多くなる傾向を示し、加えて、火薬関係の爆発災害が相次ぐなど憂慮すべき事態になっていました。このため、政府は、昭和33年に産業災害を減少させるための5か年間の目標を立て、この目標を達成するため種々の対策を推進することを決定しました。しかし、その後においては、産業災害だけでなく、自動車の激増に伴って自動車事故が日々続発する状況となり、国民生活は、いろいろな災害に日夜脅かされるといっても過言でないような事態に陥ってきつつありました」。という事情があったのです。

当時は「高度経済成長期」ですから、「緊急の課題」でした。「できるべきしてできた記念日」でしたね。今は「高度経済成長期」」ではないが、「国民生活の安全」はいつでも重要ですね。