今日は冬至ですね。これからはだんだん昼の時間が長くなる。一区切りついたといった感じです。
うちでは午後三時には「おやつ」を食べる。この習慣は子供のころからだ。たいていは市販のお菓子である。私が好きなのは「柿の種」。しかし母親はサツマイモが好きで、ふかしたり、冬時にはストーブの上にアルミ箔に包んで焼き芋にして食べたりする。私はそれほど好きではないが、母が好きなのでそれに従っている。
今はサツマイモもそれほど安い食材ではないから、これは結構贅沢な「おやつ」なのだ。母親が自分で買い物をしていたら、この習慣はおそらく消えるだろう。
おやつという習慣はいつごろから始まったのだろう。昔は食事は朝と夕方の2回だったという。ただ、農民たちの間では、畑での力仕事が多いので、朝食、間食、夕食という習慣があったらしい。それが一般化して江戸時代の元禄期には朝食、昼食、夕食という今の食事形式が出来上がったという。「おやつ」は、この間食を当時の時間の八つ時(午後2時から4時)に食べていたので、そこから「おやつ」というようになったようだ。