日ロ首脳会談と最新の北方領土情勢

今日は9月6日、東京は晴れです。気温は32度、真夏日ですね。今年はもう西洋アサガオの花が咲きました。少し昨年より早いです。色も昨年のとは違う。昨年は青でしたが、今年は赤です。同じ種なのですが、面白いですね。

昨日ロシアのウラジオストックで、「日ロ首脳会談」が行われました。どんな内容だったのでしょう。

両首脳は「北方領土問題を含む平和条約交渉について、きたんのない意見を交わし、未来志向で作業を進める」ことを確認し、「双方が受け入れ可能な解決策を見つけるため、協議を進める」ことをそれぞれ双方の外相に指示したようです。また、北朝鮮情勢について、「両首脳は朝鮮半島の非核化に向け、引き続き緊密に連携していく」ことで一致、また、先月フランスで開かれたサミットで議論された、ロシアのサミットへの復帰には、「国際的な課題の対応にはロシアの建設的な役割が必要」との日本側の立場を表明、また、ことし11月にチリで開かれるAPEC=アジア太平洋経済協力会議への出席に合わせて再び首脳会談を行うことで合意、などが決まったようです。

会談に先立って、北方四島に一つ「色丹島」で新しい動きがありましたね。それは、最新の設備を備えた水産加工工場が色丹島の穴澗(あなま)に完成し、プーチン大統領も中継映像を通じて式典に参加したことです。この工場は、ドイツなどヨーロッパ諸国から最新の設備が導入され、1日当たり900トンの魚を処理することが可能で、およそ200人の新たな雇用が生まれるとされています。北方領土を拠点にするロシア企業「ギドロストロイ」が日本円で60億円余りをかけて建設したそうです。

この地域での経済活動は「活況」を呈しますね。